合格して何が変わったか?

   

東日本大震災の被災者の一人として

 東日本大震災での惨状や原子力発電所の事故を目の当たりにして、その混乱期に労働安全コンサルタントとなった意義を考えさせられました。初めはあまりの被害の大きさに「安全管理なんて全く無力なのでは?」と思い途方にくれました。しかし、今は少し違う考えを持っています。

今回の様な未曽有の災害において、被害をゼロにすることは無理です。しかし、安全管理を行うことで、災害においても生き延びる確率は確実に向上することが分かってきました。整理整頓、避難路の確保、通路の確保など、ごく基本的なことだけでも地震の際に効力を発揮しています。未曽有の災害がいつ再び発生するか分からないからこそ、より安全管理が必要ではないかと思っています。




講演の依頼

 あの震災を経験して、そこから得た教訓について講演する機会を複数の大学、団体様から頂きました。「労働安全コンサルタントだから、講演できるよね。」と依頼してくれた方もいました。人選にあたり、労働安全コンサルタントの肩書が効いたようです。




大先輩のダメだし

 震災のときに経験したことについて、その後の安全管理の在り方を大先輩コンサルタントと意見を交換する機会に恵まれました。私が話したことは全く当を得ておらず、きついお叱りを頂きました。
 大先輩曰く「君の言うことはモグラ叩きに過ぎない。もっと本質を追究しなければコンサルタントとは言えない。」

 今は必死に安全について勉強する毎日です。このような方とお近づきになれた事だけをとっても、労働安全コンサルタントを取得して良かったと思います。