品質管理の例題2

   

平成15年3月実施 計量管理概論 問25
最も不適切なものを一つ選べ

  1. 工程能力を上げるためには、工程内での計測の誤差を減らすことも必要である。
  2. 工程内で使用される測定器を校正する時間間隔は、工程のばらつきのみで決まる。
  3. 多くの製品が規格をはずれている場合には、その工程を改善するまでの間、合格品を選別するための製品の検査は必要である。
  4. 工程内で使用される測定器の変動を工程内でチェックするため、実際の製品の中から基準となるものを一つ選び、それを用いてチェックする。
  5. ほとんどの製品が規格内にある場合でも、工程を管理するための計測は必要である。
解答 2
解説
  1. 計測の誤差により「不良品を作り出す」事も考えられます。その場合、余計な仕事が増えて儲けが少なくなります。このような事態を防ぐため、計測の誤差を減らすのは有効です。正しい。
  2. 工程のばらつきも決定要素の一つですが、その他にも時間の経過にともなう計測器の誤差の増大もあります。誤り。この手の問題で「のみ」と書いてあるのは疑った方がいいです。
  3. 不良品出荷による損失>検査に要するコスト この設問では不等式の左辺が大きくなります。不良品を沢山出荷したら儲けどころか信用を無くしてしまうので、検査は必要です。正しい。
  4. 工程が安定しているのなら、簡便なチェック法です。問題があったときのみ標準品を用いればいいです。工程が簡便になる→工程にかかる時間が短縮される→儲かる。よって正しい
  5. 不良品出荷による損失>検査に要するコスト が成り立つ範囲の計測は必要です。全く計測しなければ、工程異常を検出できなくなります。正しい。

ここまで読んでくれた人ならば、同年の問題 問24も簡単に解けるはずです。